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宇治茶の郷 和束町の茶畑の魅力!写真家が捉えた息をのむ美しさ

2023.05.01

 
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京都府和束町は、緑豊かな山腹に茶畑が広がる宇治茶の主産地です。“茶源郷”とも呼ばれ、日本の原風景が残る美しい景色に多くの人が魅了されます。そんな和束町に通い、茶畑の風景を撮り続けているアマチュア写真家が捉えた、ふだんは見られない茶畑のとっておきの美しい姿をご紹介します。

早春の明け方の茶畑

早春の明け方に、東の空から天の川が昇る。林道に落ちていた椿を添えて。

目次

1.茶畑が広がる“宇治茶の郷”京都・和束町

和束町が“宇治茶の郷”と呼ばれるようになったのはどうしてなのか、その歴史をご紹介します。

宇治茶栽培に約820年の歴史を持ち、美しい茶畑が広がる和束町。

和束茶の歴史は、鎌倉時代に海住山寺(かいじゅうせんじ)の高僧「慈心上人(じしんしょうにん)」が、茶業興隆の祖といわれる明恵上人(みょうえしょうにん)から茶の種子を分けてもらい、鷲峰山(じゅうぶさん)に栽培したのが始まりであるとされています。

江戸時代には皇室領となり、和束茶が京都御所に納められるようになりました。この頃から茶栽培が盛んになり、江戸中期には茶保護政策により、和束町の茶業はさらに進歩したといいます。

現在では、新たな試みも行なわれ、星野リゾートとの協定を結び、宿泊施設の検討が2018年から始まりました。また、ヘリポートの建設により、ヘリコプターで訪れる観光客も受け入れています。和束町は茶源郷として国内からはもちろん、海外の観光客からも注目を集めています。

2.和束町に通う写真家が捉えた茶畑の絶景

美しい和束町の茶畑に魅せられ、写真を撮り続ける「へたっぴ写真家」さん。主に週末に奈良、大阪、京都南部の風景を撮影し、Twitter@v0_0v______mkで発信しています。「へたっぴ写真家」さんが捉えた、茶畑をご紹介します。

人と自然が生み出す、美しい情景に魅せられて

大阪府に住む「へたっぴ写真家」さんは、名前とは裏腹に実力派のアマチュア写真家です。SNSの投稿や、写真コンテストへの応募などを中心に活動されています。

お子様が生まれたのをきっかけに写真を始め、徐々に趣味としてのめり込んでいったそうです。その「へたっぴ写真家」さんが、茶畑の魅力に取り憑かれたのが、2011年。奈良県山添村で初めて茶畑を撮影したときだといいます。

「ゆるやかな山並みに美しく整えられた畝。茶畑のそんな造形美に惹かれました。おいしいお茶をつくるために、日々手入れをされている茶農家さんの営みが自然と一体になり、素晴らしい景観となっていることに、感動しました」

雪が降りしきる茶畑

雪にストロボを当て、降りしきる雪の情景を撮った。

初日の出に照らされる茶畑

初日の出は毎年この場所で。刈り込まれた茶畑と太陽が美しい。

茶畑と星の軌跡

カメラで長時間撮影し、輝く星の軌跡を捉えた。

晴れの日も雪の日も、通い続けて撮った数々の絶景

「へたっぴ写真家」さんは、2016年に和束町の茶畑に出合いました。撮影スポットとして有名な和束町の観光地を訪れていましたが、その場所以外にも町に広がる茶畑の美しさに魅了されたのをきっかけに、足繁く通うようになったそうです。12月〜5月を中心に、夜明け前から早朝に和束町へと足を運び、さまざまな茶畑の表情を切り取ってきました。

「茶畑には季節や時間帯、見る角度によっても違う美しさがあります。冬の霜が降りた様子や、春の新芽の芽吹く時期、夜の星空とともに……、いろいろな表情を見せてくれます」

朝日が当たりオレンジ色に輝く茶畑

茶畑に朝日が当たり、オレンジ色に輝く。

夏の早朝の茶畑

夏の早朝。茶畑の畝を朝日が照らし陰影をつくりだす。

彼岸花と茶畑

持参した彼岸花を添えて、秋の日に撮った茶畑。

3.宇治茶の郷 和束町へのアクセス

和束町は京都、大阪から1時間と少し、奈良からは30分程度の位置にあります。

バスは1時間に1本程度で、車では府道62号線のような細い峠道もありますので、 必ず事前にアクセスを確認してください。

4.まとめ

宇治茶の郷として歴史ある茶畑が広がる和束町。おいしいお茶が育てられる茶畑は、写真で見るだけでも自然の豊かさを感じ、改めて日本の原風景の美しさを実感します。


  

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※5月から6月にご注文いただくと、新茶でのお届けとなります。

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