用途はいろいろ!お茶を使った料理

用途はいろいろ!お茶を使った料理

お茶の葉には、私たちの健康を維持するために必要な栄養成分が豊富に含まれています。中には、水に溶け出さない栄養成分もあるため、全ての栄養成分を摂取しようとするなら丸ごと食べてしまうのが一番です。えっ、お茶を茶葉のまま食べるの? と驚いた方もいるかもしれませんが、普段のお料理にアクセントとして加えるなどちょっとした工夫次第で、お茶の栄養成分を美味しく摂ることができます。

お茶は料理にも利用されている

お茶は、飲み物としてだけではなく、香りや苦味のアクセントを活かして、様々な料理に利用されています。お茶を使った料理の代表といえば、抹茶のクッキーやケーキなどのお菓子類のイメージがあるかもしれませんが、お肉や野菜との相性もよく様々なアレンジが楽しめます。
お茶をそのまま料理に使うことで、お湯を注いだだけでは抽出できない栄養成分まで摂取できるメリットも注目されています。お茶にお湯を注いで抽出できる栄養成分は、カテキンやビタミンC、カフェインなどの水溶性成分です。お湯で抽出することが出来ないものは、ミネラルや食物繊維、βカロチン、ビタミンEなど、身体に嬉しい栄養成分が豊富に含まれているのです。特に高級茶のお茶がらは、そのまま口に入れても味もよく、捨ててしまっていると、もったいないと感じる方もいるのではないでしょうか。

お茶の粉末を使った料理  

お茶をそのまま食べるということに抵抗がある方は、粉末状のお茶から試してみましょう。粉末状のお茶は、クッキーやケーキの生地にそのまま混ぜて焼き上げると、お茶の香りがふんわりと漂うほろ苦い味わいになります。手作りチョコレートやチーズを使ったお菓子との相性も抜群です。普段の料理には、薬味としての活用がおすすめです。例えば、香りづけとして、天ぷらや焼き魚に振りかけると、いつもとは少し違った味わいを楽しめます。また、青魚と緑茶を一緒に煮ると、緑茶の栄養成分が浸透し骨を柔らかくする効果があると言われています。お茶には、青魚特有の臭みを和らげる効果もあり、青魚料理にお茶は、ぜひ一度試していただきたいアレンジです。

茶葉をそのまま使った料理  

茶葉を練りこんで作ったハンバーグ、茶葉入り切り干し大根、かき揚げ、塩もみキャベツなど、細長い茶葉をそのまま料理に使うこともできます。マヨネーズなどの市販のソースに茶葉を練りこみ、お肉や野菜につけるなど、アイディア次第でいろいろなアレンジが楽しめます。アレンジ方法については、ハーブをイメージしてみると、わかりやすいかもしれませんね。
また茶葉は、ミキサーやすり鉢を使って簡単に粉末状にすることができます。あまり細かくしてしまうと、苦みが強くなってしまうため、少々茶葉の形が残る程度に挽くのが良いでしょう。
おすすめなのは、塩昆布や細かく刻んだワカメと一緒に、暖かいご飯に混ぜるアレンジです。茶葉は、三番茶、四番茶と進むにつれて硬くなり、苦みも強くなってしまうため、料理に使うときにはできるだけ柔らかい新芽の茶葉を使うのがおすすめです。

ご紹介したようにお茶には、飲む以外にも様々な用途があります。お茶を飲んだ後に残る茶がらには、飲むだけでは摂取できない栄養素がたくさん含まれているため、炒め物やふりかけとして茶がらを活用する人も増えているそうです。お茶好きの方は飲むだけではなく、食べるお茶を毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。