夏にぴったり!水出し緑茶の作り方

夏にぴったり!水出し緑茶の作り方

一般的にお茶といえばお湯を使って、急須から淹れる温かいお茶をイメージすると思いますが、お水から作る水出し緑茶があるのをご存知でしょうか。この水出し緑茶は、ご家庭にある緑茶の茶葉でも簡単に作ることができます。水出し緑茶は、熱いお湯で淹れたお茶に比べ渋みが少なく、口当たりが優しいため、小さなお子さんでもゴクゴクと飲むことができます。目にも爽やかな緑色が、真夏の暑さをきっと忘れさせてくれますね。

水出し緑茶は飲みやすい!

水出し緑茶と聞いて、お茶は熱いお湯で淹れて旨み成分が抽出されるものなのに、冷たいお水でお茶の味を出すことはできるの、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もともと日本茶は「低温でじっくり淹れる」ほうがお茶の旨みを存分に抽出できると言われています。もちろん、熱いお湯で淹れるよりも抽出に時間がかかりますが、水で作る水出し緑茶は、お茶特有の渋み・苦みを抑えた優しく甘くスッキリとした味となります。これは、茶葉の成分を水で抽出することにより、甘み・旨みの元となるテアニンが味わえるようになるからです。渋み・苦みの元となるカフェインとカテキンは、低温では抽出されにくいため、思わずゴクゴクと飲み干してしまうほど、飲みやすい味わいとなるのです。

水出し緑茶の用意するものと作り方  

それでは、夏の不足しがちな水分補給にぴったりの水出し緑茶の作り方をご紹介しましょう。

用意するもの

お好みの量の茶葉と水、ポットを準備します。茶葉は、旨みの濃い深蒸し茶などがおすすめです。ポットは、茶こしが付いているタイプが便利です。また、お茶パックは茶葉が動きやすいよう広めの物を選ぶと良いでしょう。

作り方

ポットに茶葉を入れて、その上にお水を注ぎます。(水1L・茶葉15g~20g)で作る場合は、3時間から6時間ほど抽出します。最初、茶葉が浸るくらいの水を入れ、茶葉がしっかり湿るようにし、それから残りの水を注いでいきます。茶葉が沈まず浮いたままになっているときは、軽くかき混ぜてみましょう。
頂かれる際には、色がうすくても、味はしっかり出ていることがあるので、味見してから、それでも薄いときには、ポットをゆすって味わいの塩梅をみてください。

水出し緑茶を美味しくする工夫  

水道水でも、美味しい水出し緑茶を作ることができますが、住んでいる地域によってはカルキ臭が気になってしまうこともあるかもしれません。その場合は、お水を2~3分間沸騰させ、カルキ臭を飛ばしたお湯を適温に冷まして使いましょう。また、ミネラルウォーターを使う場合は、軟水を選ぶと良いでしょう。硬度が高いとクセのあるお茶になることがよくあるといわれています。海外のミネラルウォーターは硬水であることが多く、反対に日本の銘柄は軟水が主流です。こちらにもこだわってみましょう。

水出し緑茶は、緑茶に含まれるカフェインの量も抑えられるため、カフェインに敏感な方でも飲むことができます。また、熱に弱いビタミンCも豊富に含まれているため、夏の紫外線ケアに良いと話題になっております。水出し緑茶ならではの味わいをご自宅でぜひお試しください。