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旬の味わいを守る新茶の保存方法は?おいしい淹れ方も伝授

2023.03.01

 
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5月の声が聞こえてくると、一年に一度、待ちに待った新茶の季節がやってきます。新茶特有の若々しい香りと爽やかな味わいは、今しか楽しめない期間限定の旬のおいしさです。そんな新茶のおいしさを長く楽しむための、最適な保存方法とおししい淹れ方をお教えします。ぜひ覚えておいてください!

 

新緑一色に染まった茶畑

目次

豊かな自然からの季節の贈り物

厳しい冬の寒さを越え、燦々と降り注ぐ初夏の日光を浴びて一斉に芽吹きだす新芽。広大な茶畑が瑞々しい生命力にあふれ、鮮やかな新緑一色に染まると、いよいよ新茶の季節を迎えます。

新茶とは、その年の最初に生育した新芽を摘み取ってつくったお茶のことです。一年にたった一度、この時期だけにしか味わえない新茶は、まさに豊かな自然からの季節の贈り物です。そんな新茶の最大の特長は、若葉特有の「爽やかでフレッシュな香り」です。しかしながらお茶はとてもデリケートな食品のため、時間が経つにつれ、新茶ならではの鮮度や風味は失われてしまいます。少しでも長く新茶のおいしさを守るためには、正しい保存方法を知ることが大切です。

新茶と急須

新茶の季節に覚えておきたいお茶の保存方法

旬の新茶も保存方法が悪ければ、そのおいしさはどんどんと損なわれてしまいます。茶葉の大敵である「空気」「光」「匂い移り」「温湿度」に気をつけて保存して、旬の新茶を最後までおいしくいただきましょう。

❶空気に触れない

新茶はとてもデリケートな食品で、茶葉は開封した瞬間から香りが少しずつ抜けたり、味の劣化が進んでしまいます。開封したあとは、なるべく空気に触れないよう、茶筒や茶缶に移して保存するのがよいでしょう。茶缶は蓋がきちんと閉まり、中蓋があるもの、また、中に入れる茶葉の量に対してあまり大きすぎないほうが、茶葉の品質を保ちやすいです。

空気に触れないよう茶筒や茶缶で保存する

❷光を避ける

新茶は光(紫外線)、酸素、熱の影響を受けて変質してしまいます。直射日光や蛍光灯の光にあたることで酸化が進み、カテキンなどの栄養素が破壊されるだけでなく、茶葉の色も悪くなってしまいます。茶缶に入れた新茶は、調理器具や冷暖房器具から離し、茶箪笥などの暗く、温度変化が少ない場所に置くのが望ましいです。

光を避け温度変化の少ない暗所に保管する

❸冷蔵庫に入れない

空気に触れにくく、低温状態を保てますが、冷蔵庫での保存は避けましょう。茶葉には、周囲の匂いを吸収しやすい性質があります。冷蔵庫内の香りの強い食品と一緒に保存すると、その匂いを吸着してしまうため、新茶特有の味や香りに悪影響を及ぼします。さらに冷蔵庫や冷凍庫は、室温との温度差で茶葉に結露ができやすくなり、劣化につながります。

冷蔵庫に入れない

❹乾燥剤などを活用する

茶筒や茶缶がご家庭にない場合は、クリップをしてファスナー付の袋に入れることで対応は可能です。ただし、茶筒や茶缶にしても、完全に空気や水分を遮断できるものではありません。開け閉めの際に、わずかでも空気に触れてしまえば、新茶は少しずつ劣化します。そのため、お菓子や海苔などに入っている脱酸素剤や乾燥剤などを一緒に入れておくなどして、新茶の劣化を遅らせるのが理想です。一度開封した新茶は、できるだけ早く飲み切るようにしましょう。

乾燥剤を活用する

旬の味を存分に楽しむおいしい新茶の淹れ方

せっかく旬の新茶が手に入ったのですから、淹れ方にもこだわりたいものです。ここでは新茶がいっそうおいしく味わえる淹れ方を伝授します。

❶湯呑みを温める

沸騰させたお湯を湯呑に注ぎ、湯呑を温めておく。同時に湯温を10℃ほど下げることができる。

湯呑みを温める

❷茶葉を多めに入れる

湯呑を温めている間に、急須に茶葉を入れる。新茶の場合、少し多めにして、2人分で約10gほどの茶葉を使うのがポイント。

茶葉を多めに入れる

❸湯呑みのお湯を急須に入れる

温めていた湯呑のお湯を急須に戻す。そして急須の蓋をして、45秒〜1分間待つ。

湯呑みのお湯を急須に入れる

❹最後の一滴まで注ぎ切る

最後の一滴までおいしさが詰まっているので、残さず注ぎ切る。

最後の一滴まで注ぎ切る

まとめ

1年間丁寧に育てた新芽が摘み取られ、待ち焦がれた新茶の季節が今年もやってきます。おいしい淹れ方や保存方法に気をつけながら、1年に一度の旬の味わいを存分に楽しみましょう!


  

この記事で取り上げた商品

※5月から6月にご注文いただくと、新茶でのお届けとなります。

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