和紅茶と西洋紅茶の違いって?葉っぱの違いで味わいが変わる!
2025.10.01
和紅茶とは、緑茶と同じ茶葉からつくられる日本生まれの紅茶です。渋みが少なくやさしい甘みが広がり、西洋紅茶とはひと味違う魅力があります。和紅茶と西洋紅茶との違いをご紹介します。
1.和紅茶の茶葉は緑茶と同じ葉!
和紅茶は、日本のお茶の木「チャノキ」からつくられています。実はこの葉は、私たちが普段親しんでいる緑茶と同じものなのです。摘み取った茶葉を紅茶の製法で発酵させることで、ほんのりとした甘みとまろやかさを持つ和紅茶に仕上がります。
つまり、和紅茶は“緑茶の葉を紅茶に変身させたお茶”ともいえます。緑茶のやさしさを持ちながら紅茶の豊かな香りを楽しめるのは、日本で生まれた和紅茶ならではの魅力といえるでしょう。
2.西洋紅茶とは木の種類が異なる!
「紅茶」と聞いてイメージする西洋紅茶と和紅茶は木の種類が異なります。そのため、葉の特長も味わいも変わってきます。
西洋紅茶は、アッサム種やダージリン種といった海外の品種の木からつくられます。西洋紅茶は香りがはっきりしており、しっかりとした渋みやコクがあります。
一方で和紅茶は、緑茶や中国茶と同じチャノキからつくられます。その葉の大きさの違いは一目瞭然。和紅茶は小さな葉に旨みがたっぷり詰まっているのです。
3.見た目は同じ?味は全然違う!
カップに注いだお茶の見た目だけでは、和紅茶と西洋紅茶の違いはほとんどわからないかもしれません。
ですが、口に含むと和紅茶の魅力はすぐに伝わります。渋みが少なく、口の中にやさしい甘みとまろやかさが広がって、鼻に抜けていく後味はとても軽やか。和菓子や洋菓子はもちろん、和食の食卓にも寄り添う万能さがあります。
和紅茶は日本の暮らしにすっと溶け込み、日常を心地よく彩ってくれる、新しいこれからの紅茶なのです。
4.まとめ
和紅茶は、緑茶と同じ茶葉からつくられ、日本の風土が育むやさしい味わいが魅力です。西洋紅茶と比べて渋みが少なく、ほんのり甘みが感じられます。その違いはチャノキの種類にあります。西洋紅茶は大きな葉のアッサム種、和紅茶は小さな葉に旨みのつまった中国種の木からつくられます。
注いだときの見た目は西洋紅茶と似ていても、味わいはまったく違う和紅茶は、日本人の暮らしに寄り添う新しい紅茶です。