宇治田原紅茶
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- 販売価格:860円(税込)
京都府の南東部に位置する宇治田原町。
周囲の山々からは爽やかな風が吹き渡り、
町の中央には清らかな小川が流れる、
のどかな里山の原風景が広がります。
丘陵地を中心に美しい茶畑が町を覆い、
お茶づくりの季節になると、
町全体が鮮やかな緑一色に染まり、
そこかしこでお茶の香りが漂います。
宇治田原町は、日本のお茶に革新を起こした
日本緑茶発祥の地です。
江戸時代中頃、宇治田原の茶農だった永谷宗円は、
15年もの歳月をかけて、現在の緑茶の基礎となる
茶葉に熱を加え、水分を飛ばしながら
手でていねいに揉む「青製煎茶製法」を編み出しました。
この功績を讃え、翁が生まれ育った
宇治田原町湯屋谷の里に茶宗明神社が建立されました。
茶宗明神社のほど近く、
鬱蒼とした森に取り囲まれて、
永谷宗円翁が過ごした生家が神秘的な
気配を漂わせながら佇んでいます。
内部には茶葉を乾燥させるために用いた
ほいろ跡が保存されており、
翁の茶づくりにかけた情熱を
うかがい知ることができます。
標高250メートルほどに位置する宇治田原町は、
丘陵地と平地という陰影に富んだ地形により、
朝晩の寒暖の差が大きく霧が立ち込めます。
また肥沃で水はけのよい土壌など、
お茶づくりに適した気候風土に恵まれており、
旨みのある良質な日本茶を生み出してきました。
日本緑茶発祥の地は、宗円翁の祈りを受け継いだ
上質な茶産地なのです。
──
茶祖・永谷宗円翁が見守るこの地で、
丹精込めてつくられるのが、紅茶です。
紅茶といえば多くは海外産ですが、
その地の恵まれた自然環境で
育った茶葉を使うなど、
国産の良さを生かした紅茶が増えています。
玉露茶園から収穫したお茶の葉を、
じっくり時間をかけて萎れさせて
水分を取り除き、その後、発酵、乾燥と
数多の手間と労力をかけて仕上げていきます。
日本緑茶のふるさとで生まれる紅茶には、
数百年受け継がれる伝統と進化、そして
お茶の神様の願いが込められています。