【管理栄養士直伝】冬の健康を守る!お茶の効果とおすすめの組合せ4選
2026.02.01

カテキンやテアニンなどの成分が健康に効果的だと話題の日本茶。特に免疫力が下がる寒い冬には、体調管理や冷えの対策に日本茶がぴったりです。お茶と合わせるとよい健康食材とのおすすめの組合せ4選を、管理栄養士の先生にお聞きしました。
目次
教えてくれた人
瀧澤素子(たきざわもとこ)先生
管理栄養士。病院、福祉施設の管理栄養士としての長年の経験を活かして、何歳からでも美しく健康になるための食生活サポートをしている。

1.緑茶に含まれる健康成分とは?
寒い季節、ほっと心癒されるやすらぎのお茶は、実はからだにもよいことをご存知でしょうか。緑茶の健康パワーについて、管理栄養士の瀧澤先生に教えていただきました。
「まず、緑茶の注目すべき成分として、緑茶カテキン、カフェイン、テアニンの3つが挙げられます」
1つ目の緑茶カテキンとはポリフェノールの一種です。ポリフェノールとは、植物に多く含まれる自然由来の成分で、近年さまざまな業界から注目されています。
2つ目のカフェインは、交感神経と関わりが深く、目覚めをサポートするとされます。それに対し、3つ目のテアニンは副交感神経に関係し、リラックスに役立つ成分だといわれています。
「緑茶カテキンには4つの種類があり、中でもエピガロカテキンガレート(EGCG)は、緑茶に多く含まれる注目の成分です」
毎日の元気は、規則正しい習慣と、バランスのよい食事が前提です。そこにプラスして緑茶は冬の健康をサポートしてくれます。あたたかいお茶を飲んで冬を元気にのりきりましょう。
2.【緑茶×柚子】緑茶と相性抜群の冬の風物詩

スライスした柚子を浮かべておしゃれに
冬の健康をサポートする緑茶に、冬の果実柚子をブレンドすると、爽やかな香りのお茶になります。「緑茶と柚子は、相乗パワーで相性がとてもよいです」と瀧澤先生はいいます。若々しくありたい方におすすめのお茶です。
さらに、柚子にはビタミンC、リモネン、ヘスペリジンというポリフェノールの一種が含まれています。このヘスペリジンはビタミンCの吸収をサポートします。また、リモネンは緑茶に含まれるテアニンと同じく癒しを支えます。
リラックス効果も抜群!柚子の健康パワー
12月の冬至にお風呂に柚子を入れる「柚子風呂」のように、日本人の暮らしに欠かせない柚子。全国的に栽培・収穫される柑橘系の果実ですが、中でも九州・宮崎県や四国の高知県などの温暖な地域が主だった産地として知られています。肌によい効果をもたらすビタミンC、元気がないときに摂りたいクエン酸、カリウムなどのたくさんの栄養素が含まれており、香りにはリラックス効果も期待できます。
3.【緑茶×生姜】熱いお茶と合せて冷え知らず

あたたかい湯気にスパイシーな香り
「冬は特にからだを冷やさないことが大事です。からだをあたためると元気を保てるので、しょうが入りのあたたかい緑茶はぴったりです」と瀧澤先生はいいます。寒い冬の季節に欠かせないしょうがの入ったあたたかな緑茶は、冬の元気をサポートしてくれます。
また、しょうがに含まれるジンゲロールは肌に影響があるとされ、加熱や乾燥することで特有の成分・ショウガオールに変化します。これらの成分が、しょうが特有の辛みを生み出しているのです。
世界中で人気!しょうがの健康パワー
しょうがはショウガ科の多年草であり、一般的に流通している部分は根茎の部分にあたります。香辛料として古くから世界中で使用され、健康素材として利用されることもあります。日本国内の主な産地は、高知県が最も有名です。しょうが特有の栄養素であり、辛み成分のジンゲロールは、加熱したり乾燥させたりするとショウガオールに変化します。他にもビタミンCやB1、食物繊維などが含まれています。
4.【緑茶×韃靼そばの実】お茶で飲みやすい注目の食材

ほっこりおやつ時間におすすめ
「韃靼そばの実に含まれるルチンは、緑茶に含まれるカテキンと合わせることでより力を発揮します。食事やおやつの時間に飲むとよりよいでしょう」と瀧澤先生が教えてくれました。
素朴な香りの韃靼そばの実は、ポリフェノールの一種であるルチンを多く含むことから、注目を浴びている食材です。おそばにして食べると特有の苦味が強いのですが、緑茶にブレンドするとまろやかな旨みと香ばしさで美味しくなります。
ルチンがたっぷり!韃靼そばの実の健康パワー

通常のそばよりもポリフェノールの一種であるルチンが約176倍(メーカー調べ)も多く含まれるといわれています。これはビタミンCの吸収をサポートするので、若々しさに期待されています。
5.【ほうじ茶×ごぼう】香りに癒される

夜の読書タイムにゆっくりと
「すっきりした気分になれる」と評判のごぼうとほうじ茶。どちらも特有の香りに癒されるので、趣味の時間などリラックスしたいときに最適です。
ごぼうに含まれる水溶性食物繊維は、健康に関わる成分です。積極的に摂りたい大切な成分だと瀧澤先生はいいます。
〇〇をどちらも含むのは珍しい!ごぼうの健康パワー

食物繊維の多いごぼうですが、実は不溶性・水溶性どちらも多く含む珍しい食材です。また、クロロゲン酸と呼ばれる自然由来のポリフェノールをたくさん含んでいます。
6.まとめ
管理栄養士の瀧澤先生のもと、おいしく元気をサポートする、日本茶と合わせると相性のよい健康食材を4つ紹介しました。緑茶カテキンやカフェインなどの健康成分を豊かに含むお茶に、昔から馴染み深い健康食材をブレンドした特別なお茶を飲んで、寒い冬も元気に過ごしましょう!
