トップ > 029 長持ちする急須のお手入れ法!茶こしの詰まりも茶渋も、簡単解決

長持ちする急須のお手入れ法!茶こしの詰まりも茶渋も、簡単解決

2023.01.01

この記事では、急須のお手入れ方法とポイント、しつこい茶渋汚れの落とし方についてご紹介します。
お茶を淹れるのに欠かせない道具・急須ですが、形が複雑で、茶こしが詰まったりと、洗うのがちょっと面倒だなと思う方もいるのでは? 実は、お手入れ方法はとっても簡単!

自己流で苦労するよりも、正しい方法を知って、愛用の急須をずっと大切に使いませんか。

急須のお手入れ

毎日のお手入れ編

ほかの食器と一緒に洗剤でごしごし洗ったり、複雑な形に四苦八苦していませんか? 毎日の急須のお手入れは、さっとすすいで、乾かすのが基本。実はとっても、簡単なんです!

❶流水ですすぐ

基本は水で流すだけでOK!洗剤は使いません。
急須はお茶を淹れるのに使うだけなので、毎日洗剤で洗わなければならないほど汚れていません。毎日のお手入れは、水やお湯で洗い流すだけで大丈夫。 注ぎ口の内部は水道水の水圧を活かし、注ぎ口に直接水を流し込んで、水流でしっかりと洗浄しましょう。

流水ですすぐ

❷しっかり乾燥させる

湿気が残った状態はダメ!内部を完全に乾かしましょう。
きれいにすすいだあとは、急須の内部をしっかり乾かしましょう。お手入れで重要なのは、この乾燥。湿気が残った状態で使い続けると、雑菌が繁殖し続けることにもなります。自然乾燥でよいので、水気が残らないようにします。

しっかり乾燥させる

急須のお手入れのポイント

お手入れのときのポイントを紹介。ちょっとしたことですが、ここを気をつけるだけで急須を長く使えますよ。

●食器用洗剤は使わない

食器用洗剤を使うのはあまり良くありません。急須はにおいなどを吸着しやすく、洗剤を使うと薬品臭などがついてしまうことも。

食器用洗剤

●金属たわしは使わない

タワシでゴシゴシ洗うと内側に傷がついてしまいます。特にステンレス製の網の場合、強い力を加えると外れたり、ズレたり、ゆるんだりするのであまり触れないほうが。茶葉のつまりが気になるときはブラシで優しく叩くようにして落としましょう。

ブラシで優しく落とす

●使用後はすぐ洗う

使った後はすぐに洗うのがベスト。難しい場合は、水につけておくとよいでしょう。

急須の茶渋汚れが気になる時のお手入れ

毎日、きちんとお手入れしていても、長く使い込んでいくと、どうしても茶渋などがついてきてしまいます。定期的なお手入れも大切。茶渋をしっかり落として、愛着のある急須を大切に使い続けてみてください。茶渋を落とす簡単な方法をご紹介します。

●準備するもの

  • ・重曹
  • ・お湯
  • ・つけ置きできる桶
  • ・歯ブラシ(もしくはやわらかい布)

準備するもの

❶お湯1Lに重曹大さじ2の割合で溶かす

まずは急須がつけ置きできるサイズの桶を用意します。お湯を沸かし、お湯1Lに重曹大さじ2の割合で混ぜます。

桶

❷15分~30分ほどつけ置き

お湯の中に急須をつけてしばらく置いておきます。それによって、茶渋や汚れが落ちやすくなります。

つけ置き

❸やわらかい布や歯ブラシで軽く洗う

汚れが気になる部分をやさしく布や歯ブラシでこすりましょう。歯ブラシは細かい部分の汚れにも届きやすいのでおすすめです。

布や歯ブラシで軽く洗う

❹しっかりと重曹を洗い流す

汚れと重曹は、流水を利用してきれいに洗い流しましょう。口や網など洗い残しのないように注意します。

重曹を洗い流す

❺乾燥させて完成!!

最後にしっかりと自然乾燥させます。湿気が残るとカビや菌の増殖にもつながるので注意しましょう。

自然乾燥

こんなに違う!お手入れ前とお手入れ後

お手入れ前とお手入れ後

まとめ

急須は形もちょっと複雑で、洗うのも大変そうですが、お手入れ方法自体はけっこう簡単。道具は大切に使うと愛着が湧き、使い込んだ味わいが出てきます。おいしいお茶を楽しむためには茶葉や淹れ方も重要ですが、道具にもこだわって、お気に入りの急須を長く使い続けられるとよいですね。

急須とおいしいお茶