おすすめのお茶は時間帯で変わる?時間ごとのお茶習慣
2022.010.01
新しい生活様式になり、おうちで過ごす時間も増えて、毎日の生活を見直そうと考えている方も多いはず。美容と健康によい日本茶を生活習慣にとりいれませんか。
朝目覚めの一杯から、おやすみ前のリラックスタイムまで、抹茶やほうじ茶、深蒸し茶など1日をすこやかに過ごすためのお茶を時間ごとに紹介します。
目次
- 時間ごとに変わるお茶との関係性
- 【朝6時:深蒸し茶】カテキンで1日の始まりがスッキリ!
- 【朝8時:煎茶ラテ】トーストにも合う!朝食をしっかりと
- 【朝10時:抹茶入りティーバッグ】忙しい家事の合間に手軽にリラックス!
- 【昼12時:茎茶】お昼ごはんはさっぱり爽やかに
- 【昼13時:しょうが緑茶】アレンジティーで季節の変わり目を乗り越えよう!
- 【昼15時:抹茶】優雅に点ててお友達をおもてなし
- 【夜18時:黒番茶】食事の脂対策に!&【ごぼう茶】お腹のすっきりに!
- 【夜20時:玄米茶】香ばしいお茶で家族みんなの団らんを
- 【夜22時:ほうじ茶】おやすみ前のリラックスタイムにはカフェインレスでほっこりと
- まとめ
時間ごとに変わるお茶との関係性
「日本茶」といっても種類はさまざま。温度によって抽出される成分の差や香り、味わい、見た目の色と異なります。そのため、お茶の種類の特性・特長ごとに飲む時間を変えることがおすすめです。
たとえば、朝には目覚めを助ける成分「カテキン」が多く抽出されるお茶が好ましいでしょう。お昼には爽やかな後口で食事との相性がよいお茶、夜はカフェインが多く含まれないお茶を……このように、時間帯によってお茶との付き合い方を変えれば、1日中楽しめます。
【朝6時:深蒸し茶】カテキンで1日の始まりがスッキリ!
朝を気持ちよく目覚めるには、カフェインを含む緑茶の中でも「深蒸し茶」が最適。通常の煎茶より長く蒸しているので茶葉が細かく、旨みやカテキンも濃く抽出されます。ビタミンEや食物繊維などの健康成分がたっぷり含まれた一杯なのです。
また「朝茶は福が増す」といわれ、朝にお茶を飲めば、その日一日、さまざまな災難から逃れられるということわざがあります。急須で淹れたお茶で一日を元気に始めましょう。
【朝8時:煎茶ラテ】トーストにも合う!朝食をしっかりと
朝食には「煎茶ラテ」がおすすめ。ミルクのやさしさが胃を労ります。何かと忙しい朝はトースト派という方も多いでしょう。トーストにお茶を合せて飲む習慣がない方でも、ミルクのやさしさやコクを楽しめる煎茶ラテはぴったりです。
粉末煎茶でつくると、トーストを焼いている間にささっと用意できるので、より手軽に楽しめますよ。
【朝10時:抹茶入りティーバッグ】忙しい家事の合間に手軽にリラックス!
忙しい主婦の癒しには手軽な「抹茶入りティーバッグ」がよいです。朝食がすんだら、後片付けに掃除に洗濯……。主婦の朝は目が回るほどに忙しいものです。ですが、適度な休息も大事。
ティーバッグなら時間をかけずに茶葉の片付けもなく手軽においしいお茶が淹れられます。抹茶が入っているので、水色(すいしょく)もあざやか。立ち上る湯気とともに、ほっと一息、癒しのお茶です。
【昼12時:茎茶】お昼ごはんはさっぱり爽やかに
昼食のおともには爽やかな「茎茶」がおすすめです。茎茶は、煎茶や玉露を製造する過程で選別された「出物(でもの)」と呼ばれる茶葉の一種で、その名の通り、茶葉の茎の部分です。清涼感のある爽やかな香りとほのかな甘みが食事にも合います。低価格なのも家計にうれしいところです。
【昼13時:しょうが緑茶】アレンジティーで季節の変わり目を乗り越えよう!
夏から秋へ、冬から春へ。そんな季節の変わり目には「しょうが緑茶」がよいでしょう。古くからからだによい食材として知られるしょうがには、からだを温める力やからだを整える力があります。
さらにカテキンなどの成分を含む緑茶と合せるとまさに最高。強力な健康茶になるのです。
【昼15時:抹茶】優雅に点ててお友達をおもてなし
大切な人へのおもてなしに「抹茶」はいかがですか。コーヒーや紅茶もいいけれど、お菓子と一緒に抹茶をさっと点てればとても優雅。格式高いイメージのある抹茶ですが、実は意外と手軽に点てられます。本格的な茶器がなくてもカフェオレボールなどでも代用できるのです。
抹茶は、茶葉を丸ごと挽(ひ)いて粉末状にしたものなので、健康茶でもあります。女性にうれしい食物繊維もたっぷり。おいしいお菓子と弾む会話の楽しい時間を、すこやかにサポートします。
【夜18時:黒番茶】食事の脂対策に!【ごぼう茶】お腹のすっきりに!
夕飯時のお茶には番茶をどうぞ。中でも特におすすめなのが、爽やかな香りと後味さっぱりの「黒番茶」です。番茶は地域によって定義はやや異なりますが、一般的には新芽を摘んだあとに伸びてきた二番茶以降を意味します。
黒番茶は烏龍茶の約2倍を誇る重合カテキンが食事の脂をぬぐってくれます。食べ過ぎでお通じが気になる人には香ばしい「ごぼう茶」もおすすめ。何かと食べ過ぎてしまう夜ごはんに最適です。
【夜20時:玄米茶】香ばしいお茶で家族みんなの団らんを
家族団らんのときには「玄米茶」はいかがでしょうか。夜もとっぷり暮れた頃、家族で机を囲みつつテレビを観る……。そんな古きよき日本の家族の形と玄米茶は相性がいいです。玄米茶は茶葉と炒り米をブレンドした茶葉で香ばしさが特長です。京都の茶商が鏡餅を割った破片を混ぜたことが由来。そんなうんちくも団らんの楽しい会話の種に。
【夜22時:ほうじ茶】おやすみ前のリラックスタイムにはカフェインレスでほっこりと
夜のリラックスタイムには「ほうじ茶」がおすすめ。その名の通り、焙じてつくったお茶なので、カフェインは少なめです。子どもからお年寄りまで楽しめるお茶です。豊かな香りにはリラックス効果もあります。
なので長い夜、読書や裁縫など趣味に興じる時間のおともにいかがでしょうか。
まとめ
目覚めの1杯にはカテキン豊富な深蒸し茶、お友達をもてなすお3時には抹茶、夜のリラックスタイムにはカフェインレスのほうじ茶……と、朝、昼、夜ごとに最適なお茶があります。
時間別のお茶を楽しむことで毎日をより豊かに、そして健康に過ごすお茶習慣を新たに始めませんか。