夏のお茶時間に。日本茶と冷たいお菓子の相性抜群の組合せ教えます!
2022.08.01
ひんやりと冷えたようかんやゼリー、アイスは夏ならではのうれしいおやつ。お茶時間をもっと楽しむために、お茶の種類に合せて、おとものお菓子を選んでみませんか? 濃厚な玉露に合うお菓子、香ばしいほうじ茶に合うお菓子……と、組合せのちょっとしたコツを掴めば、お茶の味わいがより引き立ちます。
1. 玉露×水ようかん
〜くちどけのよさにこだわって、涼やかに〜
日本茶の中でも最高級ランクの玉露は、濃厚な旨みを持ち、とろりとした甘露を楽しむお茶。合せるのは、小豆の味がしっかりと感じられる水ようかんです。強い甘さを持つ似たもの同士の組合せは、お互いを引き立て合う最高の相性。口どけのよさにこだわった水ようかんなら、暑い夏でもさらりといただけ、涼やかなひとときに。
2. ほうじ茶×葛きり
〜さわやかな喉ごしをさっぱりと〜
立ち上る香りとほっとする素朴な味わいが人気のほうじ茶には、喉ごし爽やかな葛きりがおすすめ。ほうじ茶が、葛きりに絡む黒蜜のこってりとした甘さをすうっと広げ、さっぱりとしたあと口に。葛きりにきな粉をプラスすれば、きな粉とほうじ茶の香ばしさが合さってよりおいしく楽しめます。
3. 煎茶×蜜豆寒天
〜お茶のぬくもりが冷たさを引き立てる〜
瑞々しいフルーツ、プルンとした寒天、ふっくらとしたえんどう豆……。さまざまな食感と味わいが一度に楽しめる人気の夏スイーツ・蜜豆寒天には、苦みや渋み、旨み成分のバランスがとれ、どんな素材とも相性のよい煎茶と合せるのがおすすめ。さっぱりと爽やかな煎茶のぬくもりが、ひんやりとした蜜豆寒天を引き立てます。カラフルな蜜豆寒天とお茶の美しい緑色が映え、見た目にも心弾む組合せです。
4. 深蒸し茶×フルーツゼリー
〜濃厚ゼリーとまろやかなお茶を〜
マンゴーや白桃、ぶどうなど、ゴロゴロと果肉の入った濃厚なフルーツゼリーには、深蒸し茶を合せましょう。深蒸し茶は、一般的な煎茶に比べ、長く蒸してつくられたお茶なので渋みが抑えられ、豊かな旨みと美しい緑色が特長です。果肉の濃厚さとツルンとしたゼリーの甘さが広がる口の中を、深蒸し茶の味わいがやさしく整えてくれます。美しい緑色が鮮やかなゼリーの色と合って目にも涼やかです。
5. 冷茶×フルーツ缶詰
〜素材を活かした2つの冷たく甘い組合せ〜
大きくカットされたフルーツ缶詰に、心ときめくのは今も昔も変わりありません。お気に入りの器に盛り付ければ夏の贅沢おやつに。そんな楽しいひとときには冷茶をご一緒に。特に、水でじっくり時間をかけて抽出した冷茶はお茶の持つ甘さが際立ちます。缶詰のフルーツと冷茶のやさしい甘さが暑い季節にはぴったりです。
6. 抹茶×アイス
〜ほろ苦さと甘さを合せた大人のおやつ〜
ほろ苦い中にもやさしい甘さが人気の抹茶には、よく冷えたアイスを組合せてみては。抹茶の深い緑色とバニラアイスの白色が並べば、上品なお茶時間を演出してくれます。アイスの上からあたたかい抹茶を注げば、イタリアのお菓子・アフォガード風にも。夏を楽しむ大人のお茶時間です。
おわりに
お茶とお菓子は、ペアで楽しむことで、どちらのおいしさも引き立つのが魅力。夏ならでは冷たいスイーツで涼んだら、お茶のあたたかさでほっとするのも一興です。涼菓子と日本茶をおともに、すてきな夏のお茶時間をお楽しみください。