もしも、お茶に置き換えたら。
何気なく飲んでいるコーヒーや紅茶、そして炭酸水。
たとえばそれを日本茶に置き換えたとしたら。
日々の暮らしや、その充実感はけっこう変わったりする。


コーヒーにもお茶にも、
味を楽しむのに最適な状況というのが
それぞれありますね。

プライベートな時間では
お茶をよく飲む
もともとコーヒーが苦手だったんですよ。ラテアートが大好きで、楽しんでやってるうちに飲めるようになっていったんです。もちろん今は職業なのでよく飲むようになったんですが、それでもプライベートな時間にはあんまり飲まないですね。舌を敏感にしておきたい、という理由もあって。
やっぱり京都に住んでいるんで、普段はけっこうお茶を飲みますよ。仕事の知識や経験の幅を広げるためには、コーヒーだけを追及するよりも、違うものを取り入れて、それをコーヒーに活かせたら良いと思っているんです。


「お茶を飲む」って
贅沢な時間の使い方だと思う
お茶には一煎、二煎、三煎…とどんどん変化する味を楽しめるから、お茶を飲む時間はコーヒーより長いと思います。
なので、例えば友達とお茶を飲みに行ったりしたら、会話の内容も変わってくると思います。何というか、そこに流れる時間が違うというか。ゆったりしていて、すごく贅沢な時間の使い方だと思います。
コーヒーにもお茶にも、最適な飲む状況があって。その時の風景や雰囲気が、味を何倍も良くする、というのは一緒ですから。
%ARABICAKYOTO
HEAD BARISTA
山口淳一さん




日本茶の繊細な美味しさは、
和菓子が持つはかない美しさに
どこか似ています。

お菓子とお茶の相性
山本さん:石田さんはアフタヌーンティーみたいな、お茶会ってすることありますか?
石田さん:茶道のお稽古の延長で、お茶会を開くということはあるけれど、紅茶ってそんなに飲まないかも…。
山本さん:私はたまに紅茶も飲みますね。お菓子に合わせるという感じ。洋菓子には紅茶やハーブティー、和菓子にはやっぱり日本茶ですね。
石田さん:和菓子の甘さは日本茶の程よい渋みと相性がいいし、お茶の色と和菓子の意匠の組み合わせは、とてもキレイだなぁと思います。


ちゃんと淹れると、ちゃんと美味しい
石田さん:京都にいると生菓子をいただく機会が多くて、意匠や素材から季節を感じることができるのが楽しい。
山本さん:和菓子は、季節感の表現がすごく繊細ですよね。控えめだけど、奥が深いというか。
石田さん:和菓子は基本的にお豆や米、砂糖など、シンプルな素材で出来ているから、それに合わせるのはやっぱり日本茶が一番。
山本さん:お湯の温度、茶葉の量、蒸らす時間…少し気を配ると、すごく味に違いが出ますよね。こういう繊細さが和菓子に似ているなぁと思います。
SOU・SOU 着衣スタイリスト
石田 明日香さん
SOU・SOU 企画主任
山本 聖美さん




"心と体をつなげる"ヨガにとって、
お茶のリラックス効果は
なくてはならないものです。

ハードなヨガにはお茶が最適
ヨガって、そんなハードな運動に見えないんですよね。でも実際は、きちんとやれば超キツいんですよ!
同時に、ヨガは有酸素運動でもあるんです。ダイエット効果が高いことで有名ですよね。
つまりは、ヨガはハードな運動なので水分をたくさん摂ることは不可欠です。でもどんな水分をチョイスするかについてはちゃんと考えた方がいいんですよね。例えば、スポーツドリンクなどは吸収は良いんですが、なにせ糖分を多く摂りすぎます。炭酸水も、なかなか一気に量を飲めない、という方が多いようですね。そこでおすすめなのが日本茶なんですよ。


緑茶にしか含まれない
健康成分が豊富に含まれる
特におすすめしたいのは、運動前に飲む緑茶。前、というのがポイントで。緑茶には糖質や脂質も含まれませんし、運動で効率よく脂質を使うためにも運動前に摂取するお茶は、他のどんな飲み物よりおすすめしたいです。
もうひとつのポイントは温度ですね。カフェインの抽出という点では熱いお茶がおすすめなのですが、ヨガは急速に体温が上がるスポーツなので、まずは体温をある程度下げる目的としてここは冷茶をおすすめします。
そういった効果もさることながら、シンプルにおいしいお茶を飲むことで心身がリラックスできる、ということが何よりのメリットなんじゃないかな、って思います。
ヨガインストラクター
橋田 恵さん

